『プロの手抜き和食 安倍ご飯』 手軽で美味しい

『プロの手抜き和食 安倍ご飯』は『食品の裏側』という食品添加物の危険性を訴える本を書いた安部司氏のレシピ本だ。添加物の類は入っていない調味料を5つほど自作し、それを使って簡単かつ美味しい料理を作ろうといった趣旨の本となる。

 

タイトルに偽りはなく、レシピを数品試したがどれも驚くほど美味しかった。料理本はわりとたくさん持っているが、美味しさで言えば一番かもしれない。

 

料理に慣れてないが、化学調味料を使わずに和食を美味しく作ってみたい人におすすめの本だ。

 

手抜き和食とあるように手軽に作れるのもポイントが高い。もちろん、料理の前に5つの調味料を作っておく必要はあるのだが。

 

「かえし」だけでも使える

とはいえ、その一つの「かえし」だけでも、丼、鍋、汁物、おひたし、肉類の味付け等などとかなり使える。

 

「かえし」は醤油に砂糖を混ぜるだけなので、作るのにも手間はいらないのが嬉しいところ。

 

糖分は多い

しかし和食はもともと糖分を多く使う。この本のレシピが美味しく感じるのは、糖分量が多いことも大きな要素だろう。糖分を控えめにしたい人は、各々甘み成分を調整する必要があるだろう。