自己イメージと違う賛辞 素直に喜べない

他者から心からの賛辞を受けても、嬉しくないときはないだろうか。
それは自身が思い描いている自己イメージと異なるからだ。

 

自分を正確に知りたいという欲求は何よりも勝る

自分を肯定的にとらえたいという欲求よりも、自身を正確に知りたいという欲求のほうが強いという。

 

人は、基本的に自分のことを肯定的にとらえているため、褒められると嬉しいものだ。しかし、上述のルール通りに捉えているモノもあり、それに関しては他者から褒められても嬉しく感じることはない。

 

それよりも、自分を正確に知ってほしいと思うため、つい反論したくなるのだ。


逆の立場の場合、理解に努める

この心理を理解してしまえば、逆の立場になっても対応に困ることはない。

 

相手に心からの賛辞をおくったにも関わらず、反論されてしまうと困ってしまうものだ。時には不快にすら思ってしまうかもしれない。


しかし、「自分を正確に知ってほしい」という心理ゆえのことだとわかれば、相手の自己認識を理解することができる。それだけでも相手の欲求に応えていることになっている。

 

そのうえで、必要であれば「より高みをめざされているんですね」などと対応していけばよいだろう。